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京都府立盲学校同窓会での講演と演奏のご報告

こんにちは、箏曲演奏家の福田恭子です。

先日、5月20日に、京都へ訪問し、京都府立盲学校の創立140周年記念の同窓会にて、講演と演奏をさせていただきました。

京都府立盲学校の前身である、京都盲唖院出身の「山口巌検校」を博士課程で研究したことがきっかけとなり、この度このような素晴らしい機会をいただくことができました。

演奏以外でお話・・・ましてや1人で慣れない講演をするとなると、ドキドキワクワクしながらで、終始落ち着きませんでしたが、、、
盲学校を卒業された同窓生の皆様や、盲学校の先生方との新しい出会いもあり、とても楽しい有意義な時間を過ごすことができました。

京都府立盲学校同窓会講演&演奏

このたび、医学博士でいらっしゃる同窓会長の白畠庸会長と、京都府立盲学校の資料室の岸博実先生からお声がけをいただき、盲学校同窓会支部の皆様のご協力のもと、貴重な機会をいただけましたこと、心より感謝の想いでいっぱいです。

修士課程で研究を始めた2011年から博士課程まで、京都府立盲学校の資料室に何度か通わせていただき、貴重な記録資料の「京盲文書」を拝見させていただいたり、他にも多くの情報をいただくことができました。

研究を続けて、このように発表できる機会をいただけることや、歴史的な業績を残したにも関わらずあまり知られていない人物について紹介できる機会を経験することで、調査を続けた意義あることだったと実感できます。

演奏家として、もちろん演奏が一番大事な事柄ではありますが、歴史をさかのぼって曲の奥深さ、作曲者の背景を知ることも、演奏の一環だと思います。

少しでも知識が増えたらと思い、これからも勉強を続けていきたいなと目標は多々ありますが、地道に一歩ずつ進みたいと思います。

今後ともご支援のほどよろしくお願い致します。

箏曲演奏家 福田恭子

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5月4日(土・祝)
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