「森の会 第62回定期演奏会」を終えて
こんにちは、箏曲演奏家の福田恭子です。
紫陽花が咲き、梅雨の季節を感じるようになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
先週6月10日(金)に東京藝術大学 箏曲生田流専攻(現代箏曲専攻)卒業生による「森の会 第62回定期演奏会」が盛会に終わりました。長い間かけて練習させていただいたのに、本番は緊張もあり、あっという間の時間でした。でも、とてもホッとしているというのが正直なところです。
「森の会」は、新卒生の演奏に始まり、箏曲界を牽引する先生方や先輩方と一緒に若手が演奏させていただける貴重な機会です。62年の歴史があり、毎年1年間練りに練られた古典から現代曲まで多彩なプログラムと舞台作りが工夫されています。
私はこの度、初めての古典の楽曲に、素晴らしい先生方、先輩方そして後輩とともに《石橋》の三絃にて出演させていただきました。メンバーに選んでいただいた時から最後まで不安が続きましたが、ドキドキも段々いろんな勉強ができると思ったらワクワクに変わってきて、緊張もありながらとても思い出に残る舞台となりました。このような舞台に一緒に立たせていただいたことに心から感謝して、浅草公会堂の大舞台に乗れたことを改めて幸せなことだなぁと感じています。
一生勉強の古典は本当に奥が深く、今回は自分の未熟さに心挫ける毎日で三味線の弾き方から姿勢から全て見直しました。が、まだ見出せてないのが現状です。。練習時間の確保や技術の向上と闘いながら、次々とやりたいことだけ気持ちが先行しています(笑) とにかく今はできる範囲の演奏しかできない!という気持ちで日々頑張ります!
さて、余談ですが、今回初めて紹介していただいた浅草の【ミカ美容室】様で髪を結っていただきました。15分くらいで魔法の手のようにファファファーと素敵に仕上げていただきました。格式高い黒留袖に合うセットで感動しました。また利用させていただきたいと思っています。素敵な美容室のご紹介でした。
箏曲演奏家 福田恭子