岩手県日本音楽演奏発表会
皆さま、お久しぶりです。箏曲演奏家の福田恭子です。
少し前になりますが、6月30日に岩手県の高校箏曲部の皆さんの演奏を聴いてまいりました。
高文連(高等学校文化連盟)日本音楽専門部の先生が中心となって企画された発表会で、本来であれば昨年開催予定だったのですが、このコロナ禍で1年延期となり、今年もどうなるかわからない状況下で、「少しでも高校生に発表の場を設けたい」と準備を進めてこられたそうです。
部活動が制限されるなか、4月から入部した1年生も一生懸命練習に励んだことがわかるような真剣な演奏と、2・3年生が演奏を引っ張っていく姿、新鮮な生き生きとした高校生の演奏を聴くことができ、とても頼もしかったです。
私は今回、各高校の演奏を聴いて講評をさせていただき、また模範演奏として演奏させていただきましたが、人前で演奏するのが難しいご時世で大変貴重な機会でした。
後日、各高校の生徒さんたち全員からの感想が送られてきて、「先生のように弾けるようにもっと頑張りたい」、「弾き方が優しくて綺麗だった」、「聞き応えがあり、憧れる」などなど、とっっっっても!!嬉しい意見をいただき、少しでも感動が与えられて、模範になるような演奏ができたなら、こうして演奏を披露する仕事に就いて改めてよかったと感じます。
地方でのお仕事が少ないなか、日帰りの旅でしたが、岩手のほっこりするような自然に癒され、人の温かさに触れ幸せいっぱいの1日でした。
お世話になった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
お世話になった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもお箏を弾きたいという高校生(小中学生の子どもたちも)が増え、日本文化を伝える若手の演奏家が少しでも多くなればと願います。
そのためには自分ももっと頑張らなくてはと刺激を受けました!
箏曲演奏家 福田恭子