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「森の会第59回定期演奏会」のご報告

こんにちは、箏曲演奏家の福田恭子です。

先日、6月7日に行われました 、「東京藝術大学卒業生による 森の会 第59回定期演奏会」にて《乱(みだれ)》の三絃本手替手同士の合奏を演奏させていただきました。

《みだれ》は、お箏による演奏が有名ですが、三絃同士の合奏というのは珍しく、東京藝術大学博士課程で研究した「山口巌検校」の手付である三絃替手を披露させていただける貴重な機会となりました。このように自身の研究が実を結び、森の会という大きな演奏会で、今まで知る人の少なかった山口巌検校を多くの人々に知っていただける機会に繋がったことに喜びを感じています。
第59回森の会
第59回森の会
一緒に出演してくださった共演者の皆様、ご指導頂いた先生方、選曲頂いた実行委員の先生方、森の会の皆様に心より感謝申し上げます。素晴らしい経験をさせていただき、演奏人生の中でも特に心に残る演奏会となりました。今後とも経験を活かして励みたいと思います。

次回の「森の会 定期演奏会」は2019年5月3日(金)に、第60回ということで東京藝術大学構内奏楽堂にて開催予定です。

山口巌について、ご興味がありましたら、以下の記事もあわせてご覧ください。
 山口巌の生涯−箏曲界に与えた影響とその業績−(要旨)
 山口巌の生涯−箏曲界に与えた影響とその業績−(本編)
 山口巌の生涯−箏曲界に与えた影響とその業績−(資料編)
 山口巌作品一覧
また、「第2回博士リサイタル」で演奏した《みだれ》の映像と解説もございますので、よろしければご覧ください。
 みだれ(八橋検校作曲、山口巌三絃替手手付)

箏曲演奏家 福田恭子

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