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みだれ(八橋検校作曲)

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福田恭子第2回博士リサイタルより
(三絃替手:福田恭子/三絃本手:日原暢子)

解説

八橋検校作曲
山口巌三絃替手手付

大正13年(1924年)2月19日に山口巌によって《みだれ》の三絃に替手が手付され、この三絃の替手は《三下がり乱》と称されている。

もともと、箏曲の創始者ともいわれる八橋検校(1614~1685年)の作曲である《みだれ》が一般的であるが、呼ばれ方は流派によって様々で、《乱輪舌》《みだれ》《乱》《りんぜつ》《輪舌》《十段の調》、また平調子の替手を合わせる場合は《京みだれ》、雲井調子の替手の時は《雲井みだれ》 とも呼ぶ。

三絃曲は古くは《十二段すががき》と称した。また、山田流では前歌付の《みだれ》もある。

曲種は段物であり、山田流では十二段に区切られているが、生田流では、大阪中之島公会堂に明治天皇が行幸された御前演奏の際に《みだれ》では畏れ多いということで、《十段の調》と名付け、十段に区切ったといわれている。

三絃本手は、基本的にはもとの《みだれ》を奏しているが、この本手も山口巌の改作とされ、もとの《みだれ》とは異なる節の部分もある。

また、三絃替手は、初段は本手主導で曲の始まりを見せるが、段が進むにつれて、本手のフレーズにとらわれることなく、独自の旋律を主張する部分が多く、終始技巧的で細かい旋律が続くのが特徴的である。

箏曲演奏家 福田恭子

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