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2017年度ロシア演奏のご報告〜4年目の所感ともに〜

こんにちは箏曲演奏家の福田恭子です。

東京藝術大学「アントレプレヌール支援:邦楽科におけるグローバル・キャリア展開」プロジェクトに関わり、あっという間に4年目となりました。本プロジェクトは、グローバル・キャリア展開という視座を持ち、これから海外でも自主企画の実現をめざす若手邦楽演奏家に、渡航手続きからイベント実施に至るまでの工程の実施を支援するものです。私は、本プロジェクトが開始した初年度(2014年)に現地調査としてロシアを訪問し、2015年度から2017年度までモスクワとサンクトペテルブルグで日本の伝統楽器による演奏を披露する機会を頂きました。

4年目となる2017年度は、昨年初めて演奏訪問したサンクトペテルブルグの地で2回目の演奏披露の場を設けて頂き、「International Conservatory Week Festival 2017」(国際音楽院週間祭2017)の一連のプログラムとして、3つのイベントの中で演奏披露と文化交流が叶いました。

ロシア演奏2017

若手邦楽演奏家の代表として渡航することのミッションは、現地の観客の皆様の前で実際に演奏を披露ことが第一ですが、お客様や関係者の方々との交流、また他イベントに参加・出演されていらっしゃる演奏者の方々と積極的に交流していくことも大事だと改めて感じました。そのおかげでたくさんの本当に心温かい優しい方々との出会いとご縁があり、私の心は温まり、緊張もほぐれ、癒されるばかりでした。

また、昨年度サンクトペテルブルクでのイベントにご来場いただき、ワークショップにも参加くださったお客様とは帰国後もコミュニケーションを取り続け、今年のイベントに関してもご案内をお送りしました。そのお客様は今年のイベントにもご来場くださり、素敵な花束をいただきました。優しさ溢れる方々のお心に感謝の気持ちの一言でしかないと、1年ぶりの再会に感動を覚えました。

ロシア演奏2017

聴きに来てくださったお客様お一人お一人にご案内できる状況が最も理想的ですが、海外においては名前を覚えていただくのもなかなか難しいのが現状です。その中でも昨年のお客様と今年再会できたことは、私の今回の渡航での素晴らしい思い出となりました。さらに今年出会った素敵な方々との今後の交流を深められるように、国や言語が違ってもできるだけ自分の方法でコミュニケーションを取り、多くの皆様に覚えて頂き、また演奏を聴いていただけるよう努力したいと感じました。小さな、でも積極的な行動の1つ1つが海外への邦楽普及に繋がることと信じています。

今年も昨年度のイベント及びアテンドでお世話になった、オフィスプロペラントの一戸華代子さんの多大なるサポートと通訳のもと、滞りなくイベントが実施でき、昨年度の「日本文化デー」のイベント出演にご尽力いただいた在サンクトペテルブルク日本国総領事館の総領事と副領事のお2人も演奏を聴きに足を運んでくださり、現地の日本の応援が絶大な力になることを身にもって感じました。

そしてこの度、「International Conservatory Week Festival 2017」(国際音楽院週間祭2017)のイベントにご招待頂いた、サンクトペテルブルグ音楽院のリディア・リヴォーヴナ・ヴォルチェック先生に感謝し、滞在の7日間を毎日送迎からアテンドまでサポートしてくださった音楽院の学生がとても優しく、温かい心で出迎えて支えてくだり、改めてこの場をお借りし、心より感謝致します。

ロシア演奏2017

このような機会を作ってくださった藝大の先生方のご助力が、渡航の成功へ繋がりました。今後の活動を通して恩返しできるようまた一歩一歩成長していきたいと思います。

箏曲演奏家 福田恭子

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